予想される消費者の債務不履行急増への対策として
口座解約や利用限度額の引き下げ、カード金利の引き上げなどを
実施してきた。
しかし、銀行のバランスシートへの圧力を回避するには不十分で
一部にはサブプライム危機に並ぶ問題となる可能性を指摘する声もある。
ロイター・グローバル・ファイナンス・サミットで
元ゴールドマン・サックス会長のジョン・ホワイトヘッド氏は
「住宅ローンの状況と非常に似ている」と述べた。
クレジットカード債権額は住宅ローンに比べてわずかだが
JPモルガン・チェース
アメリカン・エキスプレス
ディスカバー・フィナンシャル・サービシズ
これ以上の大規模損失が許されないカード発行会社にとって
大きな問題となるとみられている。
グリーンウッド・キャピタル・アソシエーツの
ポートフォリオマネジャー、ウォルター・トッド氏は
「失業率が8%に向かって跳ね上がろうという時期に多くの
債務は抱えられない。前例のない状況で、経験則に基づいた運用は難しい」
と述べた。
<与信引き締めやリストラ策>
信用危機を受けて金融機関は世界的にすでに
5000億ドルの不良資産を償却している。
サブプライム危機の再来を回避するため、米銀はクレジットカードの
与信基準を厳しくしており、住宅市場の落ち込みが目立った
カリフォルニア州とフロリダ州で特に顕著だ。
米連邦準備理事会(FRB)の調査によると、銀行の60%が
7月以降クレジットカードの発行基準を厳しくし
半数は信用スコアを引き上げた。
調査会社のミンテル・コンパーメディアによると
クレジットカードを勧誘するダイレクトメールは
3年来の水準に落ち込んでいる。
シティグループは14日、一部のカード保有者への金利を
引き上げていることを明らかにした。
引き上げ幅や対象者数は示していないが
ウォールストリート・ジャーナル紙によると平均3%ポイントの
引き上げで、多くの保有者が対象になるという。
アメリカン・エキスプレスは7000人を削減し
18億ドルの投資・コスト節減実施を表明したほか
銀行持株会社へも転換した。
アナリストによると、アメックスに続く会社は多いとみられている。
<試練のクリスマス商戦期>
これから迎えるクリスマス商戦期は、カード市場にとって試練となる。
消費者は節約志向を強めており、アナリストは商戦期の売り上げが
ここ20年間で最悪となると指摘している。
ウォルマート・ストアーズ
アバクロンビー・アンド・フィッチ
売り上げ・販売見通しを下方修正し、値下げも多くなるとの
見通しを示している。
ヘッジファンド、シークリフ・キャピタルの
ジェームズ・エルマン社長は「クリスマス期の既存店売上高は
2ケタの落ち込みを記録しても意外ではない。
そうなれば小売業界やクレジットカード業界にとってひどい事態で
ひいては銀行業界も同様だ。消費者はクレジットカードを使って
クリスマス期を何とか乗り切り、来年初めになって
不履行に陥ることになるだろう」と述べた。
その上で、来年チャージオフ(不履行で償却に至る)率は
平均で10%に拡大するとの見通しを示した。
JPモルガンのチャージオフ率は第3・四半期は5%となり
前年同期の3.64%から上昇した。バンク・オブ・アメリカは
4.67%から6.4%に上昇した。
銀行の引当金が増えれば、業績回復見通しにも影響する。
前出のトッド氏は「これまでは特に住宅関連や住宅ローンの
引当金が注目され、銀行はクレジットカード債権への引き当ては不十分だ」
と述べた。
ヤフーニュースより
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081117-00000473-reu-bus_all
FXの世界とは直接は関係が無い可能性がありますが
クレジット会社の経営悪化がアメリカ経済の景気悪化と
見られた場合や、消費が冷え込んだ事がニュースになると
またドルが大きく売られやすい可能性があります。
特に12月と1月は市場が大きく動きやすい時期なので
何が材料にされるかわかりません!
ドルを買うには注意が必要だと思います!
